白石和彌監督の長編デビュー作品。
もっと未完成で荒々しい物を想像していたら、完成度高くてビックリ。
知的障害を持つ兄とマンション営業マンの弟、そして地下アイドル兼デリヘル嬢の女、
この３人で織り成す閉塞感抜群の日々の物語。
こういう物語ってありがちと言えばありがちなんだけど、
東京の風景がリアルで日常感に溢れていて、
その下で三者三様に孤独で三者三様に閉塞感を抱えて生きる姿は胸にくるものがありました。
みんな孤独でみんな生き辛いんだなあ。
象徴的に使われていたタワーマンションの姿が印象的。
アイランドを買うというあたりは
青くさすぎて恥ずかしさの方が勝っちゃいましたけども。。
それでもさすがの白石監督。
良いの一言です！
