きょうもテレビのまえ

ジュリー&ジュリアのきょうもテレビのまえのレビュー・感想・評価

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)
3.8
とにかく「メリル・ストリープって器用な役者だな」というのが第一の感想。私自身は「何をやっても◯◯」みたいな役者さんが好きなのだが、考えてみればデ・ニーロも変幻自在だしな。メリルの場合はちょっとあざとさも感じるが、それでもキャラの作り込みには素直に驚く。
エイミー・アダムスはとことんキュートだし、どこか『恋人たちの予感』を思い起こさせる映像も素敵 (というか、エイミーとクリス・メッシーナのコンビって、恋人たちの予感のメグ・ライアン×ビリー・クリスタルにちょっと似てる) 。なにより、恋愛要素少なめのノーラ・エフロンが意外に良くて、いい意味で裏切られた感。楽しい映画でした。セ・テ・ボン!

---追記---
『王様のブランチ』は毎週1本でいいから、こういう過去の"ちょっと良い作品"を紹介すればいいのに。切望。