ちょっと前の映画だから、描かれる価値観とかに身を斬られないかしらとちょっと怯えて見始めたけど、素晴らしい映画だった。
異性パートナーの関係の描かれ方が求めてたもので
「そう！こういうケアし合う仲がみたかったのよ！」
と大歓喜。微妙に家父長感感じるところもあったけど、明確にそれを打ち砕こうとする姿勢の方が多かった。この一つ一つに一々大感動。
また、現代の主人公が時折クソ女になるところも良い。妻になろうが、料理を好きだろうが、人間なんだからそりゃそうよ。その後のフォローも良かった。
ジュリアの三人組でも怠け者が一人いたり、想像上の“女”ではなく、きちんと人間として多様に描いてくれてる感じがしてすごく良かった。
ジュリアが40代まで処女だったとかさらりと入れたり、でも結婚してからは積極的だったり、枯れてない高齢夫婦を描いたのも全てが欲しかったシーン。
無茶苦茶背が高くて、賢く、年老いても魅力的な女性なんて他にどれだけ描かれてきました！？私、初めてみました！😭最高！
ジェンダーの表象意外にも、憧れの人に嫌われる問題まで描いてて、痒いところに手が届きすぎじゃ無い！？笑
伯山が見たら喜びそう。
どこまでが本当か分からないけど、こんな物語が少しでも現実にあったなら希望が広がるなと改めて思わせてくれる良い映画でした。
