BOB

地球は女で回ってるのBOBのレビュー・感想・評価

地球は女で回ってる(1997年製作の映画)
3.2
ウディ・アレン監督のロマコメ。

自身の女性遍歴をネタにしてきたベストセラー作家が、スランプに陥る。過去の出来事を振り返っているうちに、現実と虚構の区別がつかなくなっていく。

"All people know the same truth. Our lives consist of how we chose to distort it."

【勝手にエリザベス・シュー特集】 Vol.3

これは好みではない方のウディ・アレン作品だった。やはり、ウディ・アレンは脇役として個性を発揮している方が良い。なぜか異常にモテる偏屈エロオヤジに付き合わされるのは、正直しんどい。

自分の考えるウディ・アレン作品の魅力は、他愛もないインテリ会話劇の中に、物事の核心を突いた言葉があること。

終盤、主人公が彷徨い歩く、地獄のセット・美術が興味深かった。

ウディ・アレン作品あるある。
性欲に正直な人々。露骨なエロ談義。冷めたエロ描写。ユダヤ。鋭い皮肉の効いた台詞。洒落たジャズ。ゴダールみたいな唐突のズームやジャンプカット。

豪華な俳優陣。トビー・マグワイア、デミ・ムーア、『恋人たちの予感』のビリー・クリスタル、終始ピンボケしているロビン・ウィリアムズ。エリザベス・シューは『リービング・ラスベガス』を機に、80'sティーンヒロインから大人の女性へとイメチェンできた模様。

"Does the president think of fucking every woman he meets? Oh sorry, bad example."

14
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