不自然なカットはおそらくディコンストラクティングなんでしょう
最初のシーンやキャラクターが作家本人に話しかけてくるとかは元々ウディの書いた一幕劇に原案があったもの。それをウディの映画らしい第4の壁の破りかたをしながら、ユダヤとか宗教、人生と上手くいかない神経質で何も信じられないニヒルな男を描いてる。
結局彼を救うのは物語をタイプライターで描き続けることで、それはイマジネーションしか持っていないって精神科医に言ったときと変わらない。
みたいに大真面目な実存主義の哲学者達が考えてきたようなことをセックスに絡めたりしつつ、淡々とワンラインの小ボケをかましながら笑わせてくれるのがウディアレン。
これも本人に聞いたら自伝的ではないっていうのかもしれないけど(インタビュー見たら分かるはず)あなたの作品に救われてる人がいます、ありがとう〜!!
トビーマグワイア、ロビンウィリアムズ、等々の有名な俳優達があんなちょっとの役で出てるうえにロビンウィリアムズは最後までピンボケしてるし、俳優の豪華さに集まりのよさはいつも素晴らしい。笑 これでミニマムな出演料しか払ってないんだっけ?笑 すごい。笑笑
長野1本目