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マイ・ブラザーのtaylorblazeのレビュー・感想・評価

マイ・ブラザー(2009年製作の映画)
3.4
新年のギレンホール初め?ギレンホール始め?ギレンホール開き?はこの一本で。
子供達が「トミーおじさんがいい!」と言うもんだから「Me too!」と心が叫んじゃう。
私もトミーおじさんと戯れたい。戯れの意味が少々子供達と異なるかもしれないけども。あんな人が家の中にいて正気でいられるわけがありません。

ギレンホールの可愛さに心が苦しくなりつつも、こういうことって実際はもっと過酷なんだろうなぁとしみじみしました。
PTSDの苦しみだけでなく、理解してもらえない苦しみ。
おまけに、ロクでもなかった弟が自分の妻と仲の良い家族感をほわわーっと漂わせてるとなると、これは何かあったなと疑われても仕方ないでしょうね。
自分が苦しんでいた間、家族は自分のことを死んだと思っていて、家に帰ってみれば自分がいなくても廻っていた世界があるってどんな気分なのかなと思います。

割とテンポ良く進んでいたし、何より帰還後の変に痩せたマグワイアの目が怖い。それだけでも観る価値があります。長女のイザベル役の女の子もとても素晴らしかったです。
あといくらカムフラージュだったとしても、トミーが姪の誕生日に連れて行った女性が適当過ぎ。
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