Omizu

1000日のアンのOmizuのレビュー・感想・評価

1000日のアン(1969年製作の映画)
2.9
【第42回アカデミー賞 衣装デザイン賞受賞】
ゴールデングローブ賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞の四冠を達成したものの、アカデミー賞では最多10部門にノミネートされながら衣装デザイン賞のみの受賞となった作品。

衣装は他の史劇映画とは違って気品があって素晴らしい。

一方で映画としては凡作という印象。悪女というイメージ、悲劇の女性という両極端なイメージのあるエリザベス一世の母アン・ブーリンをどう描くか?と思っていたら単に前半は後者、後半は前者に分けるだけ。結婚した途端に権力に取りつかれた女になっていて理解が追いつかなかった。

まあでもアン・ブーリン役のジュヌヴィエーヴ・ビジョルドの美貌は素晴らしく、アン・ブーリンとしての説得力はあったかな。
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