ふと観返す『青い春』。TMGE、松本大洋、松田龍平。自分が20歳前後だった00年代初頭のカルチャーを真空パックしてくれていて、観るたびに懐かしさが嗅覚を刺激する。連なって、当時の色々を思い出させてくれる。はっきり言って、ストーリーは無茶苦茶だし、誰にも感情移入できないけど、個人的にはタイムカプセルのような大切な作品。
00年代では、すでにあんな尾崎豊的な学校風景は非現実的なんだけど、文系で引っ込み思案で大人しい青春を過ごした私の、胸の奥底にある密かな不良性を刺激してくれた。そんな記憶が蘇ります。
RIP
