5月の頭に配信で見た時、衝撃を受けて調べたらどうやら映画館でリバイバル上映するらしいとの事だったので観てきました
シアターで観る「青い春」の火力がすごい
爆音でながれるミッシェルが脳に響き渡ってき…
初めて観たのが16年前。高校3年生だった。
そこからずっと大好きな映画を映画館で見れて嬉しかったから改めてレビュー。
また九條と青木にどっぷり浸った2日間だった。
感情溢れすぎて2日目はラストにか…
ずっと画面の中で起こっていることに負けないように気張るのに必死だった
松田龍平が初めからずっとかっこよくて、ずるい位置にいるなと思った。いい所を全部奪っていく、全部が魅力的に見える、憧れてもなれない…
まるでナイフのような映画だった。
甲子園を諦め、黒塗りのクラウンに乗って学校を飛び出した木村。学校の柵の内と外、ベランダの内と外にはっきりとした「差」があるように描かれる。進学か就職か…将来につい…
映画から流れ込むすべての要素が心地よくてだめだ…。
松田龍平の色気が何よりの暴力であり不調和。九條の憂いを耽美主義的に眺めるためだけに何度も見てしまいそう。
一番死にたそうな九條をみんな置いてった…
息苦しい時代、息つぎの仕方を探っているような若者たちーー淀んだ教室の空気から逃れ、屋上だけが、水面に出て空気を吸える場所でもあるかのように集まってくるーー無感情な日常のなか。心の中にざわざわとしたも…
>>続きを読む(C)松本大洋/小学館・「青い春」製作委員会 2001