ミヤ

青い春のミヤのレビュー・感想・評価

青い春(2001年製作の映画)
3.9
青臭くて汚いし痛い映画だった。恥ずかしいくらい。
若いんだから夢くらいあるでしょ?と言われる。特にない何もない。
薄々気づいている。人生はこっから始まることを。世界平和を願った雪生は1番ピュアだったな、、、
ただ学校が好きなだけ、ずっといたいけどいれない。天国にも地獄にもなる場所。
九條はいつもどこか遠くを見ていて、それを近くで見ていた青木の羨望と苛立。
九條以外の仲間たちは、別の形で学校から卒業していく。
10代の頃に見てたら、人格形成に多少影響与えられてたかも。

松田龍平のあの生と死の境が曖昧な出立が、陽炎のようで輝いても見えたし、闇だった。
私も青木のようになってしまったかもしれない。

校長先生が言っていた、「花は枯れるためにあるんじゃない。咲くためにあるのだ。」腐りそうになったときはこれを思い出したい。
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