狼たちの午後のchampsdepinのネタバレレビュー・内容・結末

銀行強盗を仕掛けるものの、仲間の一人は最初からびびって脱落するし、金庫にはほとんど金がないという体たらく。またたくまに警察に包囲されてしまう。しかしながら、人質にとった銀行員の支店長と女性職員たちとは不思議な信頼関係ができ、また、周りを囲む群集にも応援され、さらにゲイの妻の登場により、ゲイ団体にも支持されるという異常な状況となる。これは実際に起きた実話をベースにした映画なのだが、アル・パシーノの演技がこの本当に異常な状況の中におかれた主人公にもの凄いリアリティを与えている。このような状況におかれた人間というのは想像がつきにくいので、おそらく役作りがとても難しいと思うのだが。