かわたん

マダムと女房のかわたんのレビュー・感想・評価

マダムと女房(1931年製作の映画)
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面白かった。初の本格トーキーだけあって分かりやすく画面外の音を使いまくってたな。逆に、全編トーキーになったことで最後の田中絹代と渡辺篤がやり取りが観客には聞こえない夫婦の内緒話になっているのが成程と思った。後半のspeed generationを演奏するところは、カッティングとか多少不自然な部分もあったけど、かなり好きだな。各々の登場人物たちが何らかの形でリズムをとって拍子を合わせていて、曲は途切れずスムーズに流れていて気持ちよかった。あと、初めて五所を見たけどこの人も視線の演出と、マッチ・オン・アクションは多いな。所々、振り返りのカットのタイミングが重複しているのも気になった。
ずっと気になっていたんだが、自分が見た動画では、人物の頭部が見切れるのが多かったような気がするんだがなんでなんだろうか。
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