サム・ライミ監督版第３作
トビー・マグワイア
キルスティン・ダンスト
ジェームス・フランコ
前作でスパイダーマンとしての使命を胸にＭＪとともに生きていく事を決意した主人公ピーターが、ニュー・ゴブリンと化した親友ハリー、そして叔父の仇であるサンドマン、更にはピーター自身を蝕む謎の生命体ヴェノムとの闘いに挑むシリーズ完結編。
ＭＪとの交際や、ヒーローとしての活動が絶好調でリア充な主人公。
しかしながら、ヴェノムの影響もあり、ままならぬ日常や休まる事のない敵との闘いに疲弊し、次第にいらだちを募らせ堕ちていくピーター＝スパイダーマンの変貌に衝撃を受ける。
「ヴィレッジ」で注目したブライス・ダラス・ハワードの変貌ぶりにもちょっと驚きましたが・・・
過去の因縁が絡み合うストーリー、ヴェノムの造形の素晴らしさ、ラスト三つ巴の迫力ある闘いと、完結作として見ごたえ十分の作品、
そして、ピーターとハリー、憎しみと友情に彩られた二人が迎える結末に涙しました。
シリーズは色々代わっても、スパイダーマンが今だにこれだけの人気シリーズでいるのは、やはりこの3部作の功績が大きい。
サム・ライミ監督の劇場映画の新作を熱望してやみません。
鑑賞日2007年6月 劇場にて
