みつまる

スパイダーマン3のみつまるのレビュー・感想・評価

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
3.5
サム・ライミ監督版スパイダーマンシリーズ最終作
演出に関しては10年以上前の作品なので多少の古めかしさはあるものの、アクションシーンは今観ても十分に楽しめた。
前作、前々作と比べて夜のニューヨークのシーンが多く、雰囲気的には少し暗め?ヴェノムが登場する作品でもあるので全体を通してシリアスに感じる。
ストーリーの感想としては「やりたいこと詰め込んだ」感がすごい。
MJとの関係、親友ハリーとの因縁、叔父殺害に関与したサンドマンにスパイダーマンのライバルとして有名なヴェノムと、本来なら最低でも2作品に分けられるような内容がギッシリ詰まっている。
限られた時間の中でこれだけ多くのキャラクターの物語を展開しなければならない。それによって1人のキャラクターに焦点を当てる時間が短く、感情移入しにくくなっているように感じた。
物語冒頭、MJが蜘蛛の巣の上であんなことを宣っておきながら男の家に1人で上がり込んであまつさえキスしてしまう……とんでもないヒロインがいたものだと感じた
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