MacCoiSugiyama

スカーフェイスのMacCoiSugiyamaのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
4.8
ストーリー:★★★★★
1970年代末、キューバでは経済不況から南米の各国大使館にキューバ人が難民申請を求め集まるようになり不許可処分で逮捕される者や申請を求め自動車で大使館に突っ込む者も出ていた。そして1980年4月に在キューバペルー大使館に1万人ものキューバ人が押し入ると当時のキューバカストロ政権は国外退去を国民に認める宣言を出し、キューバ系アメリカ人によって大量のアメリカへのキューバ人難民が押し寄せることとなった。さらにカストロ政権に反カストロ主義であるとされた者の追放も行われ、投獄されていた犯罪者や精神疾患を抱え入院していた者もこうした難民に含まれていた。
主人公のトニー(アル・パチーノ)も、反カストロ主義として追放されアメリカへ来た犯罪者であった。トニーはキューバでの素性から永住権を認められず、マイアミの難民収容施設へ送られる。そこで出会ったマニーと共に永住権を得る為施設内にいた人物の殺しを行い永住権を獲得し、マイアミの麻薬王の仕事を請け負ううち次第にトニーは頭角を表すようになる。犯罪仕事で金を稼ぎ、望みを叶えても実の母親には軽蔑され、自身もコカインに溺れるようになり順風満帆に思えた生活にも影が差し始めるのであった。
映像:★★★★☆
1980年のマイアミの景色はGTAVCSをやったことのある自分からしたらそのまんまであった。映画序盤では当時のアメリカへ船でやってくるキューバ難民の映像が用いられている。
おすすめ度:★★★☆☆
ストーリー自体が反社会的な「ゴッドファーザー」のようなもので、ハッピーエンドでもない為万人向けという感じではない。
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