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「スカーフェイス」に投稿された感想・評価

イスケ

イスケの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近、プレデターシリーズを見ていたので、女性や子供には手を下さないトニーの信念に、
「トニーモンタナ、プレデター説」を感じている。


「The World is yours」

Nasの曲は大好きで何百回と聴いてきたけれど、この作品においての「世界を手に入れる」という言葉は、

「世界を手に入れるんだ」と息巻いていた時期、

飛行船にこの文字を見つけた瞬間、

噴水に落下して、頭上にこの文字が掲げられていた時……

その時々によって、
力を感じることもあれば、物悲しさを帯びていることもある、
盛者必衰の鏡のような言葉だった。

この言葉を自宅に掲げていることが何を意味しているのかは断言できない。
でも、自分の周囲(とりわけマニー)への態度の変化を見る限り、トニーはきっと世界を取った気になってしまったのかな。

ハングリーであることでグイグイのしあがっていった人間が、頂点に立ち、追う側ではなく追われる側になったことで疑心暗鬼も生まれ、すべてのバランスがじわじわ崩れていったのだろう。悲しいけどこれが人間だよなぁと理解できるところもあったりする。


トニーが初めてソーサと交渉した時のやりとりがあまりにも格好良い。

「これは普段の仕事の交渉にも使えるやつや!」

とか思っちゃうんだけど、
そのまま突っ走ると地獄を見るのは知っている。
【アル・パチーノが主演の長編マフィア物、という時点でどうしても逃れられないコルレオーネ家の呪縛。それでもやっぱりアル・パチーノが凄まじい!】

約3時間の長編映画は、やっぱり観るのに気合がいりますね!ということで、観よう観ようと思い続けてかれこれ2年、気持ちに余裕のある先日の三連休を使ってようやく鑑賞。

面白い作品でした。面白かったのですが、フィルマの総合点★4.0にちょっと期待し過ぎたのと、3時間近い長編でアル・パチーノ主演のマフィア物で、おまけに頂点に立つ男が次第に周りへ疑心暗鬼になる姿を見させられると、異なる設定とストーリーと頭では分かっていても、どうしても比較しちゃいます、コルレオーネ一家を描く大好きな“マフィア映画の最高傑作”と。

このコルレオーネ家の呪縛は本当に重いです。「グッドフェローズ」くらいテイストの異なるマフィア映画であれば、「ゴッドファーザー」と比較することもないのですが、やはりアル・パチーノ主演でこのストーリー展開となると、嫌でも意識してしまいます。あちらはマフィアの超良血サラブレットなら、こちらはゼロからの成り上がり者なので、入り口としては対照的であることも分かっているのですが。後半の疑心暗鬼モードでボロボロに疲れ果てて椅子に座るアル・パチーノを見た瞬間に、「マイケルやん!」と心の中で突っ込んでいました。

要するに、マフィア映画としては普通に面白いのですが、「ゴッドファーザー」と比較してしまった時点で、物語性、芸術性、スケール感、人物の背景、その他の演出がどうしても全体的に小ぶりに見えてしまうのです。

加えて、アル・パチーノ演じる主人公トニーが、最初は冷静沈着ながら、権力を掴むあたりから一気に短気で視野が狭まり感情だけで動いていくようになっていく。その変化も見どころなのでしょうが、やはり形はどうあれ“ファミリーのために”いう意志を持ちながら偉大なる父の存在に苦悩し続けたマイケルに比べると、トニーの自己中心性が際立ち、人間性の深みが感じられませんでした。まあ、本作は“ファミリーの絆”的なテーマではないので、一人の男の立身出世と盛者必衰の物語として純粋に楽しめれば良いのでしょうけどね。

ただ、そのアル・パチーノの後半につれてどんどん感情的になっていく演技の熱量と迫力はさすが!の一言。個人的には物語そのものよりも、彼の演技が一番の見どころで、アル・パチーノだからこそ約3時間ぶっ通しで飽きずに観られたのかもしれません。アル・パチーノだから「ゴッドファーザー」を思い出すのに、アル・パチーノだから見応え十分だった、というジレンマです。

「アンタッチャブル」を観たときにも感じたのですが、おそらく、デ・パルマ監督の作品の作風は、自分にはあまり合わないのだろうと思っています。どちらも面白いですし(「アンタッチャブル」は話自体はとても好きです)、スローモーションなど印象的なシーンもいくつかあるのですが、特にマフィア物には緊張感と人物背景の深さを強く求める自分としては、本作は正直なところ、電子音強めのいかにも一昔前の音楽や“やり過ぎ”感の強い演出も相まって、エンタメ的ではあるものの、緊張感や人物背景の深みを感じられませんでした。

とはいえ、同監督で同じくかなりl高評価な「カリートの道」は、本作同様、ずっとマイリストに入れていた作品ですので、今年中に観てみたいと思っています。
人間だもの

アルパチーノを楽しめる


ただレストランでのセリフにはしびれた

You need people like me.
You need people like me so you can point your f*****’ fingers and say, “That’s the bad guy.”
So what that make you? Good?
You’re not good.
You just know how to hide, how to lie.

これが人の心理だと思った

結局のところ自分が安心するために人と比べている

今の社会ではより比べやすい環境が整っている

悔しい
やっぱりアル・パチーノは良い!

トニー・モンタナのキャラが濃すぎて面白い。
麻薬王のフランクに対面した時も、全く物怖じせずむしろ見下しているかのような(実際に見下している)目付きや仕草。
自分の行動に微塵も疑いを持っていない。
極度のシスコン。

「ゴッド・ファーザー」のマイケル・コルレオーネは終盤、脂が抜け切って疲れ果てたシワシワの表情で、マフィアから抜け出そうと頑張るのだが、トニーはある意味で真逆で、いくら追い詰められても一切弱みを見せずに突き進んでいく。
その潔さが心地良い。
まるで一度動き出したら死ぬまで止まらないサメのように自滅していく。
だが、行動に嘘はないと思う。

自分を信じすぎる嫌いがあるが、真っ直ぐな性格なのは間違いないし、人を見る目はとても優れている。
女・子どもを殺すことに反対したり、僅かかもしれないが良心を持ち合わせているところが良い。

冷静になって考えれば、選択を誤らなかったのではないかと思う。
Heaton

Heatonの感想・評価

-
アントニオモンタナの移民から麻薬王になって成り上がる一生を観させてもらいました🙏🏽ラストシーン気合い入りすぎ
no

noの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

王道ギャング映画
1人の移民が成り上がる物語
長丁場だが、いたって普通のギャング映画という感じ
ギャング映画定番のヒステリックジャンキーアルコール依存症美女
サルサ

サルサの感想・評価

3.5
面白いしアルパチーノの演技も良いんだけど、個人的にアルパチーノがかっこいいと思えないのが唯一のマイナス点。
pita

pitaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

🔪🥃👗🚁💵⛪️🛁🕐🚙🧨🔫💥
曲が良くてエンドロール聴き入った
余韻が残る良い映画
furip

furipの感想・評価

4.0
下っ端から麻薬カルテルのボスにまで成り上がり、そして転落していく姿を描いた作品。

アル・パチーノさん演じるトニーは悪漢で、その彼が求めて止まないものは金、力、そして女。どこまでいけば満足するのかを聞かれた際に

「世界だよ、世界のすべてだ」

と答えるあたり、このトニーという男はどこまで貪欲なのかと衝撃を受けました。

人の浅ましさ、金にドラッグに溺れ、際限のない欲望
その身を持ち崩していく姿
あとはもう破滅への道筋を辿るのみ

クライマックスからラストに至るまでは素晴らしい

麻薬王ソーサから差し向けられた無数の殺し屋たちがトニーの屋敷へ殺到、次々と部下が倒れていきます。トニーの執務室前には大勢の殺し屋たちが群がりつつあるなか

よし、派手にいくぜ
これが挨拶だ!

グレネードをお見舞、そこから怒涛の銃撃戦を展開していきます。
殺し屋たちが放つ銃弾はトニーの身体のあちらこちら撃ち込まれ、被弾するのですが、怯むどころか縦横無尽に撃ち返し、大勢の殺し屋たちを血祭りにあげていきます。被弾し続けますが、大量のコカインを吸引しているのでなかなか死なないー。

こんな弾で死ぬと思うか!

って、絶叫しているところを背後からショットガンを撃ち込まれ、踊り場から階下の池へ落ち、トニーはついに絶命します…。

銃撃戦になる前からあっという間に凋落している姿、経緯などが描かれての壮絶な銃撃戦と結末だからこそ、このクライマックスのシーンが強く印象に残ります。



ろくでもない登場人物ばかりですし、ひたすら醜いものばかりが描かれた作品だけど、トニーには好きなところがいくつかありまして

1.嘘はつかない
2.母、妹のことはとても大切(女性、子供にはやさしい)
3.目的に対してひたすら真っ直ぐに突き進む(どんなことがあっても)

ずっと真っ直ぐに、自分の信ずるものに対してのひたむきな情熱、真摯さにはとても潔さを感じました。
そら

そらの感想・評価

3.5
驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。ひたすらアル・パチーノの怪演に圧巻される3時間でした。ギャング映画には向かなそうなジョルジオ・モロダーのシンセ音楽が、なぜか妙に画面とマッチしている不思議。
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