ふろいと

スカーフェイスのふろいとのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
4.0
圧巻の一言。

トニー・モンタナ演じるアル・パチーノは、さながらキューバ難民らしい片言のファッキン・イングリッシュを連発し、最後の大量のコカインの山に顔をつっこみマシンガンやグレネードを乱発する狂犬ぶりは観てる自分のモラル感覚が完全に壊れてしまっていた。

全編が抜かりないほど完璧で、また最後のシーンの話だが、同盟を結んでいたコロンビアの組織からの依頼を蹴ったことによる組織同士の内紛によって、数十人の刺客相手にモンタナは撃たれに撃たれまくる。
それでも彼は不死身のごとく、というより本当に不死身で「俺はこんな弾ごときじゃ死なないぞ!」と叫ぶほど元気にマシンガンを乱射する。
もはやそこに悲哀などあるはずがなく、全員ぶちのめせ!の一言につきる爽快さでした。
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