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アイム・ノット・ゼアのleylaのレビュー・感想・評価

アイム・ノット・ゼア(2007年製作の映画)
3.8
ジャケ写はケイト・ブランシェット!似てる♪
ボブ・ディランの半生を6人の俳優が演じていて、ボブ・ディランという名は一切使わず、様々な顔を持つディランを描くという斬新な作品。初のディラン公認作品らしく、曲もたくさん使われてます。

ヒース・レジャー、クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、リチャード・ギアなど6人がディランを演じます。

一番本人に似せていたのはケイト・ブランシェットで、話し方や仕草もそっくり。『キャロル』のケイトもよかったけど、今作でも惚れました♡女性のキャスティングには驚きだけどよかった!

その他にもジョーン・バエズ役をジュリアン・ムーア、妻役をシャルロット・ゲンズブール、ウォーホルのミューズ役にミッシェル・ウィリアムズなど豪華なキャストが揃います。

65年のフォーク・フェスティバルでブーイングを浴びたり、改宗したり、詩人アレン・ギンズバーグとの出会いだったり、自動車事故だったり、何となく知ってるディランの断片を再現してくれています。隠居時代を演じているリチャード・ギアは違和感があったかな。でも、ビリーという名はビリー・ザ・キッドを匂わせていて嬉しくなる。

ボブ・ディランを一方向から物語にするは難しいので、こういう手法にしたのは画期的。ただ、ディランのファン以外には受け入れにくいかな…私はファンなので楽しめました。
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