MoscatoBianco

群衆のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

群衆(1928年製作の映画)
3.0
大勢の人を映す場面が何回もあります。もちろん群衆を表すためです。でも実は群衆は関係ないです。

NYだろうとどこだろうと、人口700万だろうとどうだろうと関係ありません。ジョン(主人公)個人の問題です。
群衆に埋もれてしまったんではなくて、脱落したんです。埋もれるのは問題ではありません。皆そうですから。

something big という具体性がなく無根拠な念仏から覚めるのが遅すぎました。
て言うか、ホントに覚めたのか? 自分の息子にも同じこと言ってないやろな?

妻はダメ夫と決別する機会を失いましたね。こりゃアカン。2人の兄も「こりゃアカン」て言うてはります。そんな字幕は無いですが、そう言いながら荷物放り投げてました。

群衆は関係ないですが、群衆の場面は印象的です。人が大勢います(当たり前)。過密状態です。
それと、高層ビルや産科病室や会社の事務室とか、なんか近未来チックにも見えて不思議です。

これってバッドエンド?
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