エイリアン、ブレードランナー、最後の決闘裁判などで知られるリドリースコットが監督を務め、トムクルーズ出演したファンタジー映画。奪われた一角獣の角を取り戻そうとする話。
ネバーエンディングストーリーとかダーククリスタルのような派手でごちゃごちゃした世界観と空っぽのストーリーで送る作品でした。監督がリドリースコットなだけあって今作の撮影はまあまあ良いし、アイドル路線だった頃のトムクルーズやセット、特殊メイク、アニマトロニクスなど、映像面のクオリティは高かった一方で、編集が酷かったです。例によってブレードランナー同様に編集段階で紆余曲折あった今作は、明らかに物語のテンポ感も、カットの繋がりも変でした。また、分かっていたとは言え、ストーリーも子供向け過ぎて幼稚だし、正直面白くはなかったです。ただまあ、こういう80年代ファンタジーならではの特殊メイクは割と好きなので、そういう意味では見れて良かったのかもしれません。
