午前十時の映画祭にて。
なぜ観ようと思ったかというと、セリフなし、効果音と音楽のみという作品がどんなものなんだろうかと気になったから。
1960年の作品だから、とにかく古い。もちろん白黒。
瀬戸内海の小さな島に住む一家のストーリー。水道すら通っていないので、わざわざ船で海を渡り水を汲みに行く。
汲んできた水を、畑の作物を育てるために付いて使う。そんな毎日。
正直言って、観る前は退屈だと思ってた。上映して10分くらい経って、やっぱり退屈かもなぁと思っていた。
ところが、ずっと飽きない。終わるまで飽きなかった。
(むしろ切なくなった)
それくらい、スクリーンに映し出されるものに引きつけられたのだろう。
このような作品はあまりないんだろうが、観ることができてよかった。
午前十時の映画祭様々だ!