2022.12.11
1点
一切のセリフがない。
映画はアクションというような作品。
ただただ生活をする。働く。これだけ。
人間は労働者ということを嫌というほど見せつける稀有な映画。
なぜあの島で暮…
セリフがない映画って、そんなの成り立つのか?
半信半疑で観たけど 感動しました。
ただ水を桶で担いで畑に撒く。それが延々と続く。
たまにいい事(子供がタイを釣ってそれを売ったお金で豪華な食事)…
生活のアクションの反復と逆光のロングショットが印象的。
セリフを排した演出はよりアクション、芝居に意識を向けさせる。
重い水を運ぶだけの単純なアクションが繰り返しにより意味を帯び始める。
そこまでが…
水をこぼした妻をビンタする場面で一気に旦那へのヘイトがマックスになった。
台詞がない、というより、コミュニケーションとしての言語が一切発生していない。歌も掛け声も笑い声も泣き声も、全て一方通行だ。
…
途中何度か寝てしまったため評価はできないが、トーキー映画なのにほとんど喋りがなく、正直退屈に感じた。しかし、言葉を排除した分、家族の絆や子を失う悲しみ、忍耐の日々といった感情が、行動と表情だけで深く…
>>続きを読む台詞を排除して、淡々と描かれる人の営みと情景……
的な作品は、実際はけっこう作られているしそれなりに評価されているけど、正直どうしても退屈することが多い。
けれどもこの作品には引き込まれた。
音楽…
少人数のスタッフと低予算で作りあげた本作品は、瀬戸内海の小島を舞台にした無言劇だ。セリフが無いといより、セリフの必要性を感じない作品といった方が妥当かもしれない。
見上げるほどの斜面に作られた畑と…