ルー

トゥモロー・ワールドのルーのレビュー・感想・評価

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
3.9
本格SFアクション大作の名に相応しく、隅々まで作り込まれた映像が見応えある

元妻とピンポン玉を受け渡ししてふざけ合ってるのはなんなんだよこの人たちと微笑ましく見ていたので、その直後の惨劇は衝撃を受けた
見事に監督の術中にハマった

主人公が「お前息くさいよ」などのハッタリのような言葉を投げるシーンが幾度も出てきてクセになる
「指を曲げてみろ」と言うおじさんも愛嬌があった、撃たれて可哀想だった

妊娠している体を見るシーンは主人公と一緒に驚いた
見ているものを驚かせる演出がうまいと感じた

テロなどの複雑な設定が張り巡らされていたはずだが物語は次世代の子供を守るという一点に集約していく
出産したシーンでは思わずこちらも少し新しい命に感動した
子供は希望の象徴だな

ラストシーンのボートを漕いでいるシーンがそれまでとは打って変わって霧に包まれた何も建物がない景色となっており、印象的だった
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