トゥモロー・ワールドの作品情報・感想・評価・動画配信

「トゥモロー・ワールド」に投稿された感想・評価

赤ちゃんの泣き声を聞いて今まで追いかけてきてた敵がみんな構えてた銃おろしていくシーンが印象的
不妊症の蔓延により失われた秩序
移民や不満分子によるテロ活動
激しい戦禍の中!移民の母と乳児の
神々しさがスゴイです
聖母を崇めるように膝まづく民衆と止む銃声に感じる神秘性

廃墟や崩れた建物!退廃した雰囲気も素晴らしかったです

コロナウイルスにより生まれてはじめて
パンデミックという言葉を近くに感じる昨今
オリンピックを延期させる程の脅威が
早く終息してほしいと願うこの頃です
Issei

Isseiの感想・評価

3.9
Children of Men

Emmanuelの撮影を楽しんだ
MTGSZK

MTGSZKの感想・評価

4.2
18年間子供が生まれていない西暦2027年の英国を舞台にしたSFの体裁を借りつつすでに現在の世界が抱えているさまざまな問題を浮き彫りにしたような重厚な作品。とにかく「長回し」のインパクトが半端でなく、それだけでも観た甲斐があった。

突如流れる『クリムゾン・キングの宮殿』だとかピンクフロイド『アニマルズ』のジャケ再現とか、全編に70年代ロックへのオマージュが散りばめられておりうまくはまっています。

ストーリー的にはちょっとジレったいところもありつつ、この「長回し」の醸し出す緊張感と色調のダークさでかなり世界に入り込めました。説明過剰な映画が多い中、この説明不足感も個人的にはよかった。「トゥモロー・ワールド」なんて中二な邦題を付けず、原題「Children of Men」のまま方が断然この作品の性質を表しているのに勿体無い。
子供が生まれなくなった、2027年のイギリスが舞台。
18年ぶりに生まれた子供の運命とは。
移民問題を絡めながら、後半は戦争映画をみているようだった。展開は暗くて重め。
開明獣

開明獣の感想・評価

4.4
マーク・フィッシャー。イギリスの思想家。2008年に同氏が発表した「資本主義リアリズム」(堀之内出版。セバスチャン・ブロイ、河南瑠莉、共訳)は、映画やテレビ番組をモチーフにした軽快な切り口で、思想啓蒙者としては異例のベストセラーとなった。だが、その軽妙な語り口とは裏腹に、その書物には、現代世界がいかに絶望的で深刻な状況におかれているかが検証されている。

「資本主義リアリズム」では、いくつもの映像作品が登場するが、冒頭にまず紹介されるのが、この「トゥモロー・ワールド」だ。原題は、"Children of men" 人類の子供達。原因不明の理由により、人類は不妊状態になってしまう。新たな命が産まれてこない中で、移民受け入れを拒むイギリス。主人公は、かつての妻が所属するある組織が、妊娠している女性を匿っていることに巻き込まれていく。それは人類唯一の希望なのか?

メガホンを撮ったのは、この作品の後、「ゼロ・グラビティ」、「ROMA」で、アカデミー賞監督賞を立て続けに受賞した、アルフォンソ・キュアロン。

「資本主義リアリズム」での主要な主張は、限界に近く終焉間近と言われてる資本主義だが、実際には代替手段はなく、その閉塞状況の中で生きていくしかないか、もしくは資本主義が終わりを迎える前に、世界が終わるだろうという悲観的なものだ。

新たな命が生まれてこないディストピアを描いたこの作品に、マーク・フィッシャーが自らの思潮を重ね合わせたことは必然だったのであろう。だが、映画の方が、もしかしたら希望に繋がるかもしれぬ終わり方をしたのに対して、フィッシャーは鬱病を患い、僅か4冊の著作を残してこの世を去ってしまう。

映画と現実のギャップを強く意識し過ぎたフィッシャーは、48歳という若さで自らの命を絶ってしまった。資本主義が自壊することで、新たな世界が産まれるとする「加速主義」思想をあまりにも楽観的として受け入れられなかったのだろうか。世界の終わりも、資本主義の終焉を見ることも拒絶してしまった天才思想家が愛したこの映像作品は、終始、乾いた絶望感の中でのヒューマニズムと人間の愚かさ、冷酷さをないまぜにして描く一方で、新しい命に対する畏怖は共存することを描いている。あまりにも複雑化した社会と人類が明日を生き延びる保証はどこにもないのだと問うているようだ。

キュアロンは、プログレッシブ・ロックのファンらしい。ピンク・フロイドが「アニマルズ」ツアーで使用した、巨大な空飛ぶ豚が博物館の展示物として収蔵されていたり、キング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」を劇中歌として使用していたりする。

マイケル・ケインの存在感はどの作品でも素晴らしい。SFではあるけれど、その色は少なく、むしろヒューマンドラマと言っても差し支えあるまい。
長回し技術と緻密な脚本による没入感120%の近未来SF映画!

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいにワクワクさせてくれないし、「ブレードランナー」みたいに極端にぶっ飛んでないし、「マッドマックス」みたいに狂ってない、ほど良い世界観が非常にリアルで最高でした。
なんと言っても、カメラを止めない”長回し技術”がとてつもない!緊張感を増幅させます!謎解き要素も多く、全く新しいRPGみたいな映画でした。

良ければ解説ブログもぜひご覧ください。

http://vincent-eiga-blog.com/movie-tomorrow-world2006-review/
shar

sharの感想・評価

3.8
15年前の映画かと思うと、さらにすごい。


無意識のうちに新しい生命を守りたいと思う人間立ちの姿。
同時に進行する、何のために争ってるのか、もはや人間滅びて当然と思える無意味な戦闘シーン。

死については、安楽死のある世界が描かれ、
より一層、先細りの人類を感じさせる。
気分が悪くなりやすい進行方向と逆の席です。
ただの豚ではない豚が出てました。
会議に参加する子犬や後ろを気にするジャスパーの犬などかわいい犬がいっぱい出てました。わんわんワールドでした。
ttfloyd

ttfloydの感想・評価

4.2
緊迫感のある長回し映像が好き。プログレのネタが色々入っているのも楽しい。
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