ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集**
勝手に「ドン・ファン」にまとめました
チェコ検閲で改変されたものではなく
シュヴァンクマイエルのオリジナル
☆「棺の家」1966年
わりと怖い内容
それにしても頭を殴るトンカチは
良い音してた
リズム感に嵌まる
★「コストニツェ」1970年
実写と語り
ドクロとカタツムリだけを繰り返す
からからとベタベタ
それもそのはずチェコを襲ったペストで
亡くなった方の納骨堂
1318年3万人のチェコを襲ったペスト
フス戦争 当時クトナー・ホラはプラハに
次ぐ王立都市だった
教会も大聖堂も焼かれた多くはシトー会士
シャンデリアやオブジェとなった人骨
くー!
★「エトセトラ」1966年
☆「アッシャー家の崩壊」1980年
物語と映像が合っていて魅了される
他の作品も作ってほしい
エドガー・アラン・ポー原作
★レオナルドの日記1973年
ダ・ビンチのデッサンが躍動する
これは感動的です🧚
ダ・ビンチの見た夢を私たちが利己的に使い
無駄にしてしまっているんじゃないか
そういう描写もあり
☆「ドン・ファン」1960年
あー不穏な音が徘徊している!
や、やっぱりこれが良い
不気味に彷徨う目線
何処にも誰もいない
全部が勝手に始まる
Ha! hynouti! Tumas!
人形だから吊るされている糸を
切られたらおしまいです
糸を吊るしてる体ですけど
開き直ってるぐらい
動きは完全に無視してるスゴいです🌼
人形にしかできない表現
それだからできる表現
きっと人が入ってるんではないかと
思いますけどうまく演出してました
左右にずっと首をふるの怖い
感情表現が上品で面白い
仮面の視線
見ている側に委ねてる
シュヴァンクマイエルとの世界に没入
次第に顔を削がれた人形が
表情を見せてくる