チバレリアン

D-TOXのチバレリアンのネタバレレビュー・内容・結末

D-TOX(2002年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤で主人公スタローンの恋人(ディナ・メイヤーだったんだ!)が惨殺されるというショッキングな展開で始まる。スタローンの悲壮な演技も相まってかなりつらい展開。
ここから犯人を追い詰めるサスペンスになるのかと思ったら、犯人は自殺してしまうという展開(後でそうではななかったことが明らかになるが)。自らの手で復讐することもできなくなってしまった彼は、心の行き場を無くしてしまう。

アル中になってしまった彼は、人里離れた警官のための更正施設に入るが、そこで関係者がひとりずつ殺されていくというサスペンス。スタローンが自らの心と向き合うヒューマンドラマとして進んでも全然面白そうと思ったが、そういう映画ではなくスタローンは復讐の機会を手に入れてそれを果たすことで過去を乗り越えるという、言ってしまえばありがちな展開となる。途中までドラマがどこに向かうのかわからなかった分、方向性が見えた後はちょっとスケールダウンして感じられた。