ピエール・エテックスの長編第一作。
なのもあって、やっぱり短編を長くしたものという印象。
ふとしたきっかけからテレビに映る女性に恋をし、彼女の写真やらグッズやらを収集する様はまさに今のアイドルオタクそのもの。
もともと天体マニアというキャラクターなのもあり、何かに凝った時のハマりようは凄い。
ラストは「良かったね」となるんだけどそれでもどこか虚しい&面白い。
エテックス作品の「タイミングが合わないギャグ」の真骨頂。
いつも何かに少しだけ間に合わないのが人生なのかもしれません。
エテックスの出演作一覧にブレッソンの『スリ』があるのが気になる。