助け合う。
人間がこれからも命を繋いで、進歩していくために残されたただひとつの道。
愛らしい物語の中にも常に社会的メッセージを込めていたカウリスマキですが、今作は特に分かりやすく取り上げています。
無表情の中にある、ハートの温かさ。
インペリアル寿司のくだりはずっと笑いが止まらなかった。
映画史に残るやばい寿司。
あそこの面白さは、日本料理屋を始めようとしたらやり方が全然違ってめちゃくちゃというシーンなので、決してカウリスマキ自身がよくある外国人が思い描く変な(雑な)日本感で描いているわけではなく、明らかに「変な日本感あるある」的な感じでギャグとして描写しているところ。
彼の近くに日本について詳しい人がいるのか、それとも彼の感覚・センスなのか。
今回ももちろん犬が可愛い。