マイケル

八月の狂詩曲(ラプソディー)のマイケルのレビュー・感想・評価

4.0
後期黒澤作品は構図が面白い。
脚本は昔のほうが面白いけど、なんというかまた違った良さが後期のカラー作品にはある。

カラーになってからは作品が娯楽性よりも芸術性が高くなってるから、絵としてものすごく見応えがある。
望遠のショット構成が美しい。

特に月夜のシーンが2回あるが、本当に美しかった。あれは長回しでもっと長めに使っても良いと思った。
それから滝の色彩も素晴らしかった。これこそカラーの黒澤作品の醍醐味であると感じた。
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