むるそー

男はつらいよのむるそーのレビュー・感想・評価

男はつらいよ(1969年製作の映画)
3.4
柴又出の渡世人・車寅次郎が故郷に帰ってきて、方々に迷惑をかけまくって、マドンナに恋して失恋して、居心地が悪くなってまた旅に出るという話。

もう寅さんには何の縁もないような世代なので、その強烈な人物像すら知らなかったんだけど、見終わったときにはこの作品が何十年も愛され続ける理由が分かった。

周りの人達は厄介者の寅さんにだんだん辟易していくんだけど、でも同時に彼の人間味に惹かれていき、最後寅さんが旅に出る時はみんな寂しそう。そしてわれわれ視聴者も同じ気持ちになっちゃうんだからやっぱり寅さんはすごい。
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