穏やかで波の立たない静かな映画。
じんわりラストのシーン、阿部寛のナレーションで泣けた。
人生って何かちょっと間に合わなくて、
その後悔を自分の心の中でどう上手いこと消化していくかだと思ってるんだけど、親子の関係は特にそれが多い気がする。
約束が出来る相手がいるって幸せなことだけど、私はその約束を一つずつ大切に守っていきたいな。
モンシロチョウを亡き息子と重ねる樹木希林のあのシーン、良い意味で鳥肌が立つ。
黄色いモンシロチョウは、本当に冬を越したモンシロチョウなのかな…
親子共々、誰にその話を聞いたか忘れちゃうところがまた良き。
原田芳雄も樹木希林も凄い年寄りに見えるけど、亡くなった年齢考えると60代の時に撮られてるんだよなぁ。役者だよなぁ。