このレビューはネタバレを含みます
樹木希林大暴れのクソババァ決定版。
長男の死の原因になった青年や次男の新妻に対する底意地の悪い態度だけでも充分ヤバいのに、長男の名を呼びながら延々と蝶々をふらふら追い続けるときの虚ろな眼が怖すぎる。…
流れゆく日々の中の消えない痛みや悲しみが表に滲み出ていた
それぞれ受け止め方の色が違う死
心の支えとしてときに曖昧さとか思い込みは必要だと感じる
”いつもこうなんだよな、ちょっと間に合わな…
やっぱり是枝作品はすげーよ。特に家族の形を描かせると右に出る者はいねーわ。
特別な説明がなくても、何気ない家族同士の会話からその家族の姿が見えてくるし、それぞれの関係性もくっきりしてくるのすごい。家…
本当にいる実際の家族の生活や会話を覗き見しているような感覚だった。
大事な家族、でもお互いの心のうちを晒し切ることはない、隠し事もある、イライラすることもある。そういう心の距離とか綺麗事だけじゃない…
家族の微妙な距離感が絶妙に描かれていた。
家族という距離感だからこそ言わなければよかった一言、言えばよかった一言が終始散りばめられていて、身に覚えがある私は胸が苦しくなった。
あんなにまめまめしいお…
家族の誰かが喋っている間も他の人が全く関係なく動いてる感じとか分かるわー、そしてその演出がちゃんと作品内で機能している様を見て、やはり是枝裕和作品はこういうところがすごいなと改めて感じた(樹木希林が…
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