第三のロース

歩いても 歩いてもの第三のロースのレビュー・感想・評価

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)
4.1
おお~ 脚本が巧妙・・・
リアルすぎる、なーんてことない日常会話が続く中で、説明的な台詞がなくても徐々に関係性や過去が明らかになっていく見事な構成。
それぞれが抱えてる喪失のデリケートな違いがおもしろいな。
あと父と子の確執。たとえばエヴァンゲリオンとかで描かれてるようなそれを、さらにレイヤーを増やして描いている。家制度(だせ~)的価値観のなかで仕事が父親のアイデンティティをつくってて、それがあーなるとこーなるよなーというとこが自分的には良かった(何も言ってない)。