日本人ならみんな経験したことがあるおばあちゃんちの雰囲気。樹木希林さん、さすがです。
私もこれまで、"おじいちゃんち"じゃなくて"おばあちゃんち"って呼んでいた。この映画でなんとなく理由がわかった気がする。なぜかしっくりくる、おばあちゃんち。
帰省したらたくさん出てくる豪華なごはん。大量のおやつ。懐かしい家と懐かしい家族の会話。時が経ったせいか、生活環境が変わったせいか、どこかみんな変化があって本音じゃなかったりする。でも深掘りしない。あるある。
知らないうちについたお風呂の手すりを見つめる息子。このシーン、ものすごく印象に残ってしまった。
親の老いに気づく、それでも素直にしゃべれない。親子の関係って、いや、父と息子の関係って、頭ではわかってるのになんでかこうも複雑なもの。