舞宵

欲望という名の電車の舞宵のレビュー・感想・評価

欲望という名の電車(1951年製作の映画)
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初!ヴィヴィアン・リー!

原作は既読だったか未読だったか、覚えてない(..)
当時の感想は「妹はいつも上手くやる、姉ちゃん可哀想」ぐらい。

今観直せば、いろいろ目に付くこと、考えること、あるんだろうなー。スタンリーは多分労働者階級だとか、時代背景とか、そういうことを念頭に置きながら観れば…でもアレもっかい観るのはな…(笑)。

作中、ブランチが煙草に火を点けてはほとんど吸わずに消すのが地味に気になってたんだけど、調べたらヴィヴィアン・リーが肺を病んでらしたとか。なるほどそれでか、と納得した覚えがある。
やつれた笑顔が印象に残ってる。

“落ちぶれても気品を保つ”ことと“現実逃避して気どっている”の差が、私にはわかるような、わからないような。
回避性の気があるからブランチの気持ちがわからなくもないわけで。
普通の感想だけど、普通に重かった。
あの現実逃避ぶりには、【何がジェーンに起ったか?】のラストとも重なるものがある気がして。

今更だけどエリア・カザンだったのかー!
そら重いわな(笑)

【七色いんこ】でも本作が登場した。けどストーリー紹介が手塚氏の手でめっちゃ笑ける感じになってたw

【ブルージャスミン】を観た時は当然ブランチを思い出した。
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