このレビューはネタバレを含みます
恐らくOVAだけど折角なので。
87年の作品で、当時は声優が一新されたことでかなりの賛否を生みました。
わたくしも一度チャレンジしておりますが、声優への違和感で10分と耐えられず断念。それ以来の鑑賞となります。
まず現実に「ルパン」の声優陣が交代しているのもあってか、以前のような違和感はほぼ感じられず、寧ろいまだからこそ判る豪華な声優の顔ぶれが楽しい。問題無し。
ストーリーもとてもルパンらしいドタバタで、カーアクションなども多くシンプルにアニメーションとして見応えあった。
冒頭で銭形が出家してるのは(恐らく)「マモー」で削られた設定の流用で、何気に銭形の家族まで描かれている。貴重。
本作のヒロインである紫がルパンから着替えとして赤ジャケットを借りるなど、シリーズの面白味もちゃんとある。(本作のルパンは「カリオストロ」と同色のジャケット)。
敬遠するには勿体ない作品でありました。
只、大きな欠点は音楽が大野雄二ではないのであの名曲の数々が一切流れないこと。痛い。