殺人犯が脱獄する際、偶然巻き込まれて一緒に脱獄することになってしまったロバートデニーロとショーンペンがカナダへと逃げる道中を描いたコメディ。
逃げている最中、嘘と偶然が重なり続け、有名な神父ということになってしまう。信仰心は勿論、教養もなく神を冒涜してるような2人が、正に神の御加護と言える奇跡により危機を切り抜けていく様は皮肉的でもあり笑えました。
終盤、これまた偶然クジが当たって演説することになってしまったショーンペンですが、この演説には痺れました。間の取り方など演技の面は言うまでもないですが、ジム(ショーンペン)の囚人時代から今まで内に秘め考えていた気持ちが溢れたかのような台詞には胸を打たれること間違いなしです。
段々と魅力的になっていった2人がなんで服役中だったのか明かされず、2人の最後を手放しに喜べなかった点は残念です。
余談なのですが、映画やドラマで脱獄などが起こると決まって他の囚人は物を投げたり叫んだりと騒ぎまくりますが、あれはどういう描写なんですかね。自分らと同様の立場の者が権力側に楯突いたのを応援している声なのか、それとも羨ましさのあまり、自分も連れて行って欲しい故のアピールなのか、、。
あと、気づいちゃいけなかったのかもしれないですけどデミムーアの脇毛ね。演出の可能性もあるらしですけど、ね。
あとあと、ショーンペン、シャーリーズセロンと付き合ってるんですね。マドンナといいなんなんですかね。物投げて叫びたいほど羨ましい限りです。とても、とても。