《顔芸》ロバート・デ・ニーロ×ショーン・ペン×監督ニール・ジョーダンという最強な布陣によるリメイク(オリジナルにはボガードも)＝自ずと期待大！！1935年カナダとの国境に面した田舎町を舞台に、二人の脱獄囚が神父に間違われたことからさぁ大変なてんやわんやドタバタコメディ。面白いけど正直コメディとして抜きん出ているわけでもなければ特段目新しさがあるわけでもない、むしろ以前から使い古されてきたものである。けどそれは逆に言えば黄金比率というか鉄板というか皆が大好きで安心してゲラゲラ笑えるものとも言える。やっぱり主人公を困らせるのって大切なんだって痛感した。困る度にその場しのぎに色々していくのが良かった。あと、皆がよく真似する感じのシワ込みで口・セリフより多くを語るデ・ニーロ顔芸(？)もギャングモードのときとはまた一味違った感じで大いに炸裂している。デミ・ムーアだけじゃなくて若く細い頃のジョン・C・ライリーも出ていますよ。最後はほっこり。
