HidekiIshimoto

おもひでぽろぽろのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)
4.0
同じアニメなのにリアルまる子感。昭和末期に作られた昭和後期懐古映画。ほうれい線強調しすぎなのは完全大人向け作品だからか。なんだかんだでバブル絶頂期の作品だったかとちょっとモヤモヤ気分。で観てたら、分数割り算のくだり全てが当てはまり過ぎてて1分弱涙目で笑い続けた。分数割り算で脇道人生に入り込んだ同志よ集え。そんなこんなで複雑気分はちょっと霧散。けど一瞬言われる「過疎」というひと言の今を思ってまた頭の中は濃霧。各地里山はこれ以降さらに加速する過疎と少子化でほんとに無残なのはこの目でも見た。日本人の心のふるさとは消える定めなのか。2024年のいま観るこの頃のジブリ映画は、観た当時の3倍の愛惜感で3倍輝いて見えると痛感。さらに10年後に観ることあれば激痛感で即死かも。その時は「死因:ジブリ」と書類に書いてくれ。