やすだ

おもひでぽろぽろのやすだのレビュー・感想・評価

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)
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良かった。子供の頃に見た記憶があったけど、こりゃ子供の頃は何も思わんわなって感じ。

小5のタエ子の内面そのまま大人になったって感じがして結構嫌いな人間だった。

田舎を下に見ていて、田舎田舎。人に話す回想は自慢話。なんかこう言う人いるよなーって言う生々しさがあった。

どこまで原作に忠実なのかはわからないが、話全体の雰囲気はかなり好き。特に子供時代パートは延々と見られる。言語化しにくいあるあるが詰め込まれていた。

大人パートがあんまり好きじゃなかったな。結局子供の頃の自分に後押しされて、田舎に戻っていくのは彼女らしいと思った。ハッピーエンドじゃないだろうか。

ナウシカやもののけ姫の宮崎駿のように主人公にだけある不思議な力みたいなものはなく、全然タエ子が主人公じゃなくても成り立つであろう話。でもそれが良かった。

ひどく平凡な人々を見た感じがして、アニメ感は薄かった。アニメならでわの演出や魅力ももちろんあるが、実写ドラマで見たい映画だと思った。
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