田舎に憧れ休暇を過ごす女性はなぜか5年生の頃の自分を思い出す。
子どもの頃見てこの映画全く意味が分からなかった。覚えてるのは吉田栄作が「おひもでポロポロが素晴らしい!」と絶賛してたことくらい。
この映画は80年代前半に16年前の60年代を思い出してる話。30年経った今から見たらもうどっちもレトロなんだけど、80年代と60年代ってこんなに違うんだなぁ。15年って時の流れは怖い。
要はモラトリアムの話なのかな。
子どもじゃなくなった16年前から今までずっとまだ大人になってなかった。自分の道を踏み出してなかった。
結婚したからじゃなくてね、自分の思いをちゃんと真剣に考えて一歩踏み出すこと、それが大人になることなんだと思う。
しかし、高畑勲の絵って土田世紀の絵に似てるよね。この作品では特に。