ユダヤ人の扱い方が動物的な衝撃的な冒頭から始まる。
主人公のクラインのユダヤ人の扱いは、
なんて言ったらいいのか、
自分はユダヤ人を差別してない、としつつもなりたくないと思っている感じ。雑に扱う。
そして女性を物として扱う。
そういうクラインみたいな人への教訓的なストーリーだった。
主人公のクラインは、自分の名前をユダヤ人に使われてなぜか陥れられそうになる。
と同時に周りの女にひどい扱いをされる。
アランドロンはめちゃくちゃ色男なのに。
だから終始不思議な感覚なのだけど。
どんどん、ユダヤ人にされそうな自分よりも、その同じ名前を名乗る人物に会うということに執着していく様子が、黒沢清監督のドッペルゲンガーを思い出させる。
面白かった。