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上意討ち 拝領妻始末のhummingbirdのレビュー・感想・評価

上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)
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想像通りの面白さだった。
小林正樹作品の格調高い雰囲気に、三船の柔らかさがミックスされて、加減が良いので「切腹」より好きかも。
悪役がたくさん出てくるけど、根っからの悪、保身で悪くなる人、仕方なく悪役を引き受ける人など、いろいろな人がいて、俳優さんもそれぞれの持ち味に合う役をやっていて、作品に厚みが出ていると思う。
装置にほとんど物を置いてないのに、なぜか高級感が出てるのが不思議。
個人的には司葉子が激昂した気持ちが分かる気がして、すごく同情した。

「逝ける映画人を偲んで2017-2018」@国立映画アーカイブ
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