☆俺基準スコア:3.2
☆Filmarks基準スコア:4.4
…ひとそれぞれに、生き方がある。
享保10年、会津藩。
300石の禄を喰む馬廻組藩士・笹原伊三郎は、老境に入り…
切腹と制作スタッフはほぼ同じも、三船プロ制作になってより東宝への目配せなのか椿三十郎に似ている箇所も多い。
原作の滝口さんのストーリーテリングがそもそも面白く、切腹と比べると先が読めないサスペンス展…
このレビューはネタバレを含みます
見事に整えられた庭の模様は乗り込んできた武士達に無残に踏みにじられ、その残骸の下に葬られる二人の男女。竹光による切腹のようにある種の欺瞞を視覚化した上で非常に美しい画を見せてくれる。ただ切腹の存在が…
>>続きを読む『切腹』の原作者である滝口康彦らしい切り口の作品。体制に対する理不尽さを叫ぶ作風が多い。
不思議と三船敏郎さんの存在感より仲代達也さんの方が存在感を感じた。
三船敏郎さんをはじめ。神山繁さんや、…
じっくり三船敏郎を観たのは、はじめてかもしれない。
三船敏郎かっこいいなぁ。
仲代達矢は眼力あり過ぎて怖いわ笑。
モノクロの時代劇なのに古さは全く無し!
光と影のコントラストが映える美しさは、白黒…
『切腹』を彷彿とさせる、武家の「建前」を強烈に皮肉った脚本。
情けをかけているようで、実は家の名誉に傷がつかないように必死に根回しする武士たちの愚かさを描いたストーリテリングと、キャスト陣の重厚な…
(2024.50)
武芸の達人である笹原伊三郎(三船敏郎)は、そのうでを買われて笹原家に婿入りしたということもあり、やや妻の尻に敷かれがちだった。そんな中、藩主の側近より伊三郎の息子である与五郎に縁…
原題『上意討ち 拝領妻始末』 (1967)
監督 : 小林正樹
脚本 : 橋本忍
撮影 : 山田一夫
編集:相良久
音楽 : 武満徹
出演 : 三船敏郎、司葉子、加藤剛、仲代達矢、他
滝口康彦の…
心揺さぶられ魂震える人としての共感
余りにも恐れ多いゆえ!剣の腕が立つために笹原家に婿入りした伊三郎とその長男・与五郎。"上意"に命がけで逆らう個人の反骨が共鳴し合う、悲しくも胸アツな実に力強い一…