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月笛日笛 第一篇 月下の若武者のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.2
東映YouTubeにて。宮本武蔵で有名な吉川英治が原作の少年活劇だそうな。こういう作品も書いてたんだね。

平安だか鎌倉だかの時代に作られた2本の笛、月笛と日笛。
時代は変わり秀吉の時。公家と武家のメンツ争いの“競い馬”が行われる。
笛を受け継いだ公家の六条家の兄弟。一方秀吉の命でどんな手を使ってでも勝とうとする旗本・鬼怒川。

彼らが競うが、初戦は旗本鬼怒川の勝ち。六条兄弟は励まし合い笛を吹く。
一方、翌年の再戦に向けて鬼怒川勢は嫌がらせと妨害工作がエグい。公家側の足を引っ張るためなら殺しも厭わない。

女だてらに鷹取りをするというお雪という女が助けてくれるが、彼女にはお家争いで逃れた腰元でお姫様を探しているという。

再戦の直前で愛馬に一服盛られた六条兄の運命やいかに…で続く。

まず、公家の六条兄弟の俳優が…演技ヘタだなぁ(笑)
あと単純に展開が遅い。今作は1時間の尺の内、殆どが旗本側の嫌がらせのシーンだ。ヴィラン側の悪行しか描かれてなく、主人公側の見せ場がほぼ無く次回以降に持ち越しなのが辛い。
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