ヒラリー

雲ながるる果てにのヒラリーのレビュー・感想・評価

雲ながるる果てに(1953年製作の映画)
3.2
太平洋戦争末期
神風特攻隊の学徒たちは日々訓練を続け、戦地に行った友は帰ってこない。
特攻隊基地に幼子を連れた女性が夫を探しに来るも彼は既に帰らぬ人
隊員は彼の碑を片付け、彼が今も生きてる様に振る舞うもそれは優しい嘘なのか否か。
いずれ分かる現実を先延ばしにしたって罪悪感が残るだけ。
人生50年と言いますが、20年生きた自分達の残りはお釣りの様なものと自分よりも5個以上下の青年達が口にするのはやはり胸が痛む。
お母さんに看病してもらいたい、そんな願いも虚しく海に散る特攻機
この子達がだめでもまだまだ特攻隊員はいると言わんばかりの少年達の映像に負のループ、お国はどれだけ偉いのかと問いたくなる。
ヒラリー

ヒラリー