これは素晴らしい作品だ。
いざ出撃となった時の兵士の葛藤、上官たちの本音と建前、軍隊の理不尽な暴力などリアルに描いている。兵士が消耗品だというセリフは悲しいが的を射てる。
軍隊経験を持った人は涙無…
この特攻隊という題材でどれだけの戦争映画作品が制作されのだろうか?
いつか数えてみたいものである。
山本五十六、226事件、満州、大和などの題材も多くつくられている。
キャスト
大瀧中尉:鶴田浩…
死にゆくものの覚悟の明るさと、その覚悟がふと揺らいでしまう瞬間の両方が、とてもじゃないが痛々しすぎた。"消耗品"であった彼らひとりひとりに人格が、人生があったことがよく描かれている。
絶対に美談では…
日本では、戦後もっぱら兵士に自爆攻撃を強制した事への非人道的批判が集中したが、アメリカでは、神風による甚大な被害を出した事から、逆に人間が操縦する巡航ミサイルとして高く評価されているそうだ。だが、神…
>>続きを読む5年くらい前に再見。
特攻を扱った作品では個人的最高作。
監督の思想と製作年からしたらもっとバイアスの掛かった作品になってもおかしくなかったけど、バランスの取れた良質の反戦映画になってる。
ちばて…
星新一のエッセイから。
「死ぬことでしか文句を言えない」にはぁ〜〜となってしまったな。
さいごの「心配するな。特攻隊は山ほどいるんだ」からの学校の子供の画をうつすのは怖くてびっくりしちゃった。
戦争…
SF作家の星新一が「私の一本の映画」(キネマ旬報社)で挙げた作品。神風特攻隊員たちの同名の遺稿集(1952)を、戦後8年目に映画化。鶴田浩二に”特攻隊くずれ”のイメージ※をもたらした前期代表作。円谷…
>>続きを読むモノクロ映画、戦争、特攻、青春、群像劇
出演者、鶴田浩二、木村功、原保美、岡田英次
利根はる恵、朝霧鏡子、山岡比佐乃、山田五十鈴
高原駿雄、沼田曜一、金子信雄、清村耕二、織本順吉、西村晃、加藤嘉、神…
戦争のない国で待ってるよ
俺たちが行かなきゃ文句も言えない
誰もが戦争を望んでいなくて、終わらせたくて、文句も言いたい。
でも、言えない軍事国家の時代。
負傷兵すらも特攻へ参加しようとする姿を美談…
「戦争のない国に行って待ってるよ」
昭和20.04@九州南端の基地
学徒航空兵の手記集「雲ながるる果てに」を脚色し映画化。
「人生20年以上はお釣り」と割り切っている特攻隊員たちの心の移り変わりを…
独立プロ名画保存会