おいしいとまと

アメリカン・グラフィティのおいしいとまとのレビュー・感想・評価

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)
4.5
ジョージ・ルーカス監督が作る作品には一貫して共通している部分があるということを本作を見て発見することができました。

それは"未知なる世界へ飛び出す勇気"です。

本作では大学進学を機に住み慣れた地元を離れ、新しい地で生活をすることになるかもしれない人々の葛藤を、その日の前夜という時間設定で描いていて、本当に最後の最後まで地元を離れるか迷う主人公たちの感情がとても上手く描かれています。

同時にルーカス監督の代表作でもあり、今や世界的に有名なスターウォーズ第一作では、主人公のルークが序盤にラーズ夫妻の農場で、こんなところ(タトウィーン)で一生を終えたくない的な発言をしています。

このことからSFと青春ドラマという遠くかけ離れたジャンルにも関わらず、テーマは一貫していると考えると、ルーカス監督の作品に対する思い入れというかこだわりが強く感じられます。(だからep5とep6は監督しなかったのかも?)

本作は60年代を舞台に描いているということもあって、当時の世界観や雰囲気を存分に味わえる作品にもなっていました。当時を生きていた人から見れば、懐かしくてたまらない作品だったんだろうなぁという印象も受けます笑笑。あと気になった点として当時は車の存在が大きかったんですね🤔かっこいい車に乗ってるだけで人と出会えることができるなんてまさにアメリカならではの光景ですよね。ベトナム戦争前の平和でだれもが人生を謳歌している、本当に素晴らしい時代だったんだなと思います😢
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