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幸せのちからのEditingTellUsのレビュー・感想・評価

幸せのちから(2006年製作の映画)
4.1
January 16th

2ndターニングポイントの持ってくる場所に特徴あり。

落ちるとこまで落ちる、2ndターニングポイントですが、ここから30分ぐらいで解決しクライマックスに持って行くのがセオリー。しかしこの映画は、3幕が45~60分ある。しかも、象徴的なシーンはそこに詰まっている。そこがこの作品の面白さかなと思います。
だからといって、序盤のテンポ感がわるいとか、MidPointが弱いとかそういうわけじゃない。しっかりと、目的に向かう姿勢とか、キーアイテムなんかも分かりやすくあるし、コメディ要素も忘れないのが素敵。

1幕のドタバタから、バックグラウンドを読み取るのが少し難しいのだが、そこをカバーしているのが、Will Smithの魅力。彼が登場するだけで、そこに目線が向かうというか、彼の表情はダイレクトに伝わってくる。
少し動機が不十分なところもあるが、それは事実に基づいた話だからしょうがないか。

Will Smithもそうだが、クリストファーを演じた、Jaden Smithがやはりよかった。まだ8歳の当時、実際の親子であるWill SmithとJaden Smith。そこに実際の名前でもあるクリストファーを役名につけるところとか、なんか、ほんとの親子でしかできないような表現がたくさんあって、これは見ていてとてもほっこりした。
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