ミャクロッタ

ブレックファスト・クラブのミャクロッタのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
4.4
『市民ケーン』や『風と共に去りぬ』より『ターミネーター』や『ダイハード』の方を繰り返し観てる人はゴマンと存在するだろうが、本作や『セントエルモスファイアー』を『アルマゲドン』や『タイタニック』よりも繰り返し観て来たわたしはこんな人間に育ってしまった(どんな人間だ?w)。補習授業で図書館に集められたたった5人の生徒(と教師)で学校全体の縮図を表し、十代の若者が抱えるどこにもぶつける事が出来ない苛立ちや焦燥感、虚無感を見事に表現したジョン・ヒューズの最高傑作といえる作品。いつものエミリオ、モリー、アンソニーは安定、はぐれ者を演じきったジャドネルとアリーは満点。若かりし頃wに観まくってた時は教師ポール・グリーソンを、『フェリス〜』のジェフリー・ジョーンズ同様にコメディリリーフ的目線で見ていたが、今観ると作品をグッと締める、非常に濃い役柄だったのが印象的。
2018.7.29.
スカパー ザ・シネマ